両立支援とは

企業からみた両立支援とは、育児と仕事、介護と仕事、病気と仕事など様々なものがあり、取り組むべき重要なテーマの一つとなってきています。
特に、親、配偶者などの介護のために、退職せざるを得ないという状況に追い込まれる、いわゆる「介護離職」は、本人だけではなく、企業にとっても深刻な問題となっています。介護は、年齢的には40代、50代の人が直面することが多いことから、管理職に就いている者も少なくありません。管理職の離職は、会社にとって一層大きなマイナスと言えます。

「ワーク・ライフ・バランス」実現にむけて

ワークライフバランスとは、仕事と家庭・生活の両立という意味で用いられる言葉です。

欧米の企業などで先進的に取り入れられた考え方です。仕事のみに邁進するのではなく、家庭や趣味、スキルアップの時間にも
重点をおくことで、中長期的に仕事の生産性が向上するという考え方です。

日本においても、育児、介護など制約のある働き方をする社員が増加しており、一人ひとりの働き方に応じた柔軟な労務管理が実現できることによって、仕事と生活の両方の時間が互いに相乗効果を生み、好循環な状態へとつながっていきます。

「両立支援」の仕組みを作り、従業員の「ワーク・ライフ・バランス」を実現させることは、企業にとって有能な人材を確保・活用していくためにも重要なツールになるといえます。

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両立支援のしくみづくり

▼相談窓口設置のコンサルティングと社員への周知
パワハラやセクハラ等のハラスメントについての悩みや苦情、その他労務諸問題に対応しうる相談窓口の設置は、企業の規模に拘らず設置が義務づけられています。また既に相談窓口が設置されている場合、機能しているかどうかの診断を行ない改善点等のご提案をいたします。

▼セミナー開催
両立支援制度導入に伴う会社のルール変更等、社員への周知のためのセミナーを実施いたします。

▼両立支援制度運用のためのガイドブックの作成

両立支援制度の円滑な運用のために、ルール作成や整備を行ない、運用マニュアルを作成いたします。
又両立支援制度導入に伴い、就業規則等諸規定の整備も行ないます。

▼企業風土の構築支援

両立支援制度を円滑に推進していくために、社員研修の実施や社員の仕事負担軽減のためのコンサルティングを行ない、
企業風土の構築を支援します。

 

▼両立支援助成金

労働者の職業生活と家庭生活を両立させるための制度の導入や事業内保育施設の設置・ 運営を行う事業主等、また女性の活躍推進に取り組む事業主に対して助成するものです。職業生活と家庭生活の両立支援や女性の活躍推進に対する事業主等の取組の促進を目的としています。こうした助成金の申請のお手伝いも社会保険労務士がさせていただきます。

各種助成金対策